待ってましたのREACT研究。
しかし、本文は読めないのでClinical Trial.govを見る他ない。
【REACT Study】
P:頭部CTにて診断された動脈瘤性SAHでWFNS grade1-4かつ出血の厚さが4mm以上の患者に対して外科的クリッピングまたは血管内コイリング実施後
I:経口または静脈内ニモジピン+aSAHの96時間以内〜最大14日間、15mg/時の静脈内クラゾセンタン持続投与
C:経口または静脈内ニモジピン+aSAHの96時間以内〜プラセボ持続投与
O:研究薬開始後14日までのDCIによる臨床悪化(修正GCSが2点以上減少またはNIHSS2点以上増加が2時間持続)
結果:
クラゾセンタン15.8%vs プラセボ17.2%(相対リスク低下7.2%、95%CI-42.6〜39.6%, p = 0.734)
【コメント】
・はいやってまいりましたREACT研究。が、本文が読めない。公開するのは何年後だ?ケネディ暗殺事件の資料か?Redditに落ちてるヨー、とか言ってはならん。
・仕方ないので誰かが読んでくれたのを味わう。
→”さらに、別の第3相研究(REACT)も、Idorsia自体によって発表されたように、クラゾセンタンの希望が消えて、残念な結果を明らかにしました”(Front. Stroke 3:1450650.)
・内容的にはNegative dateだったようだ。そのうえ、呼吸合併症が有意の多く、死亡率も2倍になっている。見切りをつけられて販売権だかも売り飛ばされてしまった。これで二度とreactすることもない…。おや、早速日本からのケースレポートに、この論文が引用されているぞ…あっ()
【参考文献】
Mayer SA, Bruder N, Citerio G, et al. REACT: a randomized trial to assess the efficacy and safety of clazosentan for preventing clinical deterioration due to delayed cerebral ischemia after aneurysmal subarachnoid hemorrhage. J Neurosurg. Published online August 9, 2024.
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